Duo 3.0 Shadowing Appを自作しました(銀フレアプリの応用)
以前、英単語クイズアプリを作ったのですが、その応用というか発展形として、
今回はDuo 3.0を使ったシャドーイング専用のアプリを開発しました。
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なぜ作ろうと思ったのか?
Duo 3.0は、1つの例文にたくさんの重要単語が含まれていて、
英語学習には本当にぴったりの教材だと思います。ただ、私のような凡人にとっては、
- 本を開く
- 音声をYouTubeなどで探す
- 再生して止めてまた戻して…
といった一連の作業に、ハードルの高さを感じていました。
「もっと手軽に、スムーズにシャドーイングできたら」
そんな思いから、アプリを自作することにしました。
毎日続けられる工夫
前回の英単語クイズアプリと同様に「とにかく継続すること」を最優先に考え、1回の学習は10問までと決めました。
もっとたくさんこなした方が効果はあるかもしれませんが、やはり大切なのは「継続できること」。
ハードルをできる限り下げて、毎日取り組める環境をつくることを重視しました。
データ管理:JSON形式で柔軟に
こちらも前回の英単語クイズアプリと同様にJSON形式で管理しています。
例文や訳、関連語などを構造化して扱えるため、拡張もしやすく、メンテナンスも簡単です。
{
"id": 1,
"english": "We must respect will of the individual.",
"japanese": "個人の意思は尊重しなければいけない。",
"words": [
{ "word": "respect = ~を尊重する", "pos": "verb" },
{ "word": "will = 意思/意志", "pos": "noun" },
{ "word": "individual = 個人", "pos": "noun" },
{ "word": "must = ~しなければならない", "pos": "modal verb" },
{ "word": "we = 私たち", "pos": "pronoun" }
]
},
現在は、手入力でデータを追加し、ChatGPTで誤字のチェックを行ったうえで反映させています。
地道な作業ですし、効率的とは言えませんが、こうした工程も含めて英語に触れる良い時間だと思っています。
例文や単語を一つひとつ入力しながら内容を反復することで、開発と学習を同時に進められるのも、自作アプリならではの醍醐味だと感じています。
とはいえ、もっと効率の良いやり方もあると思うので、今後はよりスムーズに運用するための方法も検討していくつもりです。
音声機能:男女の声とスピード調整に対応
- 男性 / 女性の声を選択可能
- 再生スピードの調整(0.5x ~ 2.0x)
シャドーイング機能では、再生スピードを0.5倍速から2倍速まで自由に調整できるようにしています。
また、男性と女性の声も選べるようにして、自分に合った聞き方でトレーニングできるよう工夫しました。
なじみのない単語や発音に出会ったときは、ゆっくり聞き返すためにスロー再生を使ったり、
慣れてきたら速くてシャドーイングに挑戦したりと、レベルや目的に合わせた柔軟な使い方ができます。
ただ、AI音声なので、どうしても機械っぽさが残る点が気になっています。
このあたりの音声品質が今後さらに自然になれば、より快適で楽しい英語学習環境になると感じています。
視覚的な飽きを防ぐ:背景画像をランダム表示
学習を毎日続けるうえで、視覚的な変化があると気分が切り替わりやすくなり、
自然とモチベーションを保ちやすくなると感じています。
そこで、アプリでは背景画像を毎回ランダムに表示する仕様を取り入れました。
これにより、常に新鮮な気持ちで取り組むことができます。
背景画像には、おしゃれな写真が豊富に揃っている「picsum.photos」というWebサービスを利用しています。
背景画像は、1000通りの中から毎回ランダムに選ばれる仕組みになっています。
const seed = Math.floor(Math.random() * 1000);
const imageUrl = `https://picsum.photos/1600/900?random=${seed}`;
⚠️ デメリットも…
画像は外部APIから取得しているため、読み込みに時間がかかることもあります。
当初は、画像が読み込まれてから画面全体を表示する仕様にしていましたが、
現在は、テキストを先に表示し、画像は後から読み込む仕様に変更しています。
今後は、より快適に使えるように、パフォーマンス面の改善も検討していきたいと考えています。
最後に
今回のアプリは、「英語学習を毎日続けること」をテーマに作りました。
これからもアップデートを重ねて、もっと使いやすく、もっと楽しく学べるツールにしていく予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!